
どうすれば子どもにバイリンガル教育をできるんだろう……

私、英語できないけど、子どもをバイリンガルに育てられるのかしら……
子どもの年齢が小さければ小さいほど、バイリンガル教育は効果的です。ただ、方法を間違えると、英語はまったく上達しません。
私は2人の子どもにバイリンガル教育を実践し、小学生の長女は完全にバイリンガルになりました。就学前の長男も、英語を耳で聞いて理解している様子です。
ここではそんな私が、自宅でできるバイリンガル教育について解説します。
この記事のとおり実践すれば、子どもをバイリンガルに育てられるでしょう。
バイリンガル教育は効果あり!経験から
私は小学校高学年になる長女と、就学前の長男がいます。2人とも生まれた直後から、自宅でバイリンガル教育を実践しています。
ただ、妻はほとんど英語ができません。子どもたちは、自宅では圧倒的に長い時間を妻と過ごしています。果たして自宅での英語の習得ができるのか……そんな思いから私のバイリンガル教育はスタートしました。
長女はバイリンガルに
手探りでバイリンガル教育をスタートして10年あまり……。長女は小学校高学年になり、いまでは完全にバイリンガルになりました。
長女へのバイリンがル教育をいま振り返ると、特に幼少期にたくさん英語に触れさせたことがよかったと感じています。生まれた直後から自宅では英語の歌をかけ、英語で話しかけ……といったことを繰り返していました。
長女と私は「英語」という共通項ができたため、アメリカ国内やグアムなどを父娘の2人だけで旅行するようになりました。バイリンガル教育によって、娘との絆も深まるという副産物も手にできました。(以下の写真は、2019年の夏にアメリカ北西部のイエローストーン国立公園に娘と訪れたときの写真)。
長男は英語を聞いて理解できるように
就学前の長男にも、自宅で私は英語で話しかけています。私が話す英語は、ほぼ100%理解しています。難しい言葉を使うと、長男は”What?”などと聞きかえします。
英語と日本語をしっかりと使い分けていることにも感心します。私の妻には日本語で、私には同じ内容のことを英語で言います。たまに日本語と英語がゴッチャになり、日本語の絵本に登場するライオンを見て”lion!”と言っています。
【バイリンガル教育】親が英語ができる場合
ここからは、私が実践してきたバイリンガル教育を具体的にご紹介します。親が英語ができる場合は、ここにご紹介する方法を実践するといいでしょう。
英語で徹底的に話しかける
私が実践してきたことは徹底的に英語で話しかけることです。私は子どもが生まれた直後から英語で話しかけていました。話しかける英語は簡単なものです。たとえば以下のような英語です。
- Are you OK?
- Are you hungry? Do you want milk?
- Just wait. OK?
こうした英語を繰り返し語りかけることで、子どもは言葉の意味を理解するようになります。幼い子どもにとっては日本語も外国語も未知の言語です。“Wait”という音が聞こえれば、欲求が満たされるのに時間がかかるというのを徐々に覚えていきます。
こうして英語で話しかけると、いつしか子どものほうから英語を発するようになります。
英語の絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせはおすすめです。私も子どもが幼いころは、寝かしつける際に毎晩のように絵本の読み聞かせをしていました。
絵本は子どもの記憶に残ります。これは日本語も英語も同じです。英語で絵本を読んであげることで、絵本に登場する単語は記憶にとどまります。

絵本で英語を学ぶ方法や、おすすめの作品については、以下の記事で紹介しているよ!
【効果大:絵本で英語を学ぶ!】乳幼児から小学生の最適な学習法

英語の歌
英語の歌も最高の教材です。歌によって正しい発音の習得につながります。日本人が苦手なLとRの発音の違いなども、子どもは英語の歌から吸収できます。
英語の歌は、家でBGMのようにして聞くのがおすすめです。それだけで子どもの耳には正しい英語の発音が残ります。
英語のテレビ
子どもが4歳ぐらいになると、テレビを英語で見せるのも効果的です。私も2人の子どもには英語でアニメなどを見させていました。
いろいろなチャンネルや番組を試した結果、子どものバイリンガル教育に最適だと思うのはディズニージュニアというチャンネルです。ディズニーが、世界の英語を学んでいる子どもたち向けに開設したチャンネルです。日本ではスカパーやひかりTVなどとの契約があれば視聴できます。
ディズニージュニアは1つの番組が25分前後です。テレビの見せすぎにならない点も、親としては安心できます。ディズニージュニアには、ミッキーとその仲間たちがアルファベットや数字を数える教育的な番組から、小学生でも楽しめるアニメなどもあります。子どものバイリンガル教育にとって、ディズニージュニアはほぼ必須ではないかと思うほどです。


ディズニージュニアの具体的な視聴方法や、おすすめの番組などについては、以下の記事をチェックしてみて!
【ディズニージュニアを英語で見る】バイリンガルへの近道です!



海外旅行に出かける
英語に対する子どもの関心やモチベーションを高めるのに、海外旅行は効果的です。特にアメリカやイギリスなどの英語圏は、ネイティブの英語に触れることができます。
レストランやみやげ店などで、注文や支払いのやりとりの一部を子どもにまかせてみるのもいいでしょう。小学生ぐらいになると、現地で自分の英語が通じた喜びは、英語学習の大きな励みになります。
【バイリンガル教育】親が英語ができない場合
親が英語が苦手でも、バイリンガル教育はできます。私の妻はほとんど英語ができません。私の不在中は、そんな妻がバイリンガル教育を実践していました。その具体的な方法をご紹介します。
ナレーション付き絵本
私の妻が活用していたのは、ネイティブのナレーションつきの絵本です。これなら、英語ができない親が、無理して読み聞かせをする必要がありません。ナレーションしているのはネイティブなので、考え方によってはこのほうが正しい発音を身につけられます。
おすすめの絵本は、世界の名作を集めたWORLD LIBRARYという作品です。エリック・カールなど世界的に知られた絵本作家の作品が集められています。もちろん、ネイティブによるナレーションのCDつきです。
このシリーズは、子どもの情操教育にもいい絵本ばかりです。わが家にもありますが、子どもたちは暇さえあれば英語の絵本を手にとっています。
英語のイベントに参加
もうひとつおすすめは、日本で開かれる英語のイベントに参加することです。私の子どもも、日本国内では以下の団体のイベントなどに参加したことがあります。
いずれもネイティブの講師から英語で指導を受けながらのワークショップです。日本にいながら、子どもに本場の英語に触れさせることができます。
- The Young Americans
(参考:http://jibunmirai.com/ya/) - ベネッセの英語教室イベント
(参考:https://benesse-bestudio.com/event/)
The Young Americansは歌や踊りのワークショップを通して子どもに音楽教育をしているアメリカの団体です。年に数回、子どもも参加したステージ発表があります。
ベネッセの英語教室イベントは、教室に通っていない子どもでも参加できます。こちらも年に数回、ネイティブの先生と英語でクッキングや、英語でパソコンを学ぶなどのイベントが開催されています。コロナの感染拡大以降はオンラインでの開催が多くなっています。
自宅でのバイリンガル教育に自信がなければ…
自宅でのバイリンガル教育にどうしても自信はない……という場合には、オンライン英会話という選択肢もあります。オンライン英会話は格安で、好きな時間帯の好きな先生のレッスンを予約できます。
オンライン英会話大手のDMMは25分間の1レッスンが200円前後と破格の受講料です。世界各国の講師陣のプロフィールを見て、子どもと相性の良い講師を選ぶことができます。
無料の体験レッスンがあるので、いちど参加して子どもの反応を見てみるのもいいでしょう。
オンラインこども英会話 無料体験レッスン実施中
まとめ
子どものバイリンガル教育に、親の英語力は関係ありません。絵本やテレビなど、身近なツールを効果的に使えるかどうかにかかっています。
なによりも重要なのは、子どもが小さいころからたくさん英語に触れさせることです。子どもにあった選択をしてあげるといいでしょう。バイリンガル教育は、子どもが将来、英語で苦労しないためにも、親から子どもへの最高のプレゼントです。