【外資系企業への就職】英語力があると昇進や高待遇を狙える!

英語で就職

外資系企業への就職ってどの程度の英語力が必要なのかなあ……

外資系企業は英語力で昇進や待遇が決まるのかなあ……

外資系企業は人気の就職先のひとつです。しかし、英語力さえあれば就職できて昇進も狙えると思っていたら、とんでもないことになります。

私は英語を独学しアメリカでパイロットとなりました。現地で働く日本人のビジネスパーソンとも交流があり、外資系企業の実情には精通しています。

ここではそんな私が、外資系企業の就職に必要な英語力などについて解説します。

この記事を読むことで、外資系企業で高待遇を狙う道筋がわかります。

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外資系企業への就職で知っておくべき“カルチャー”

ひとくちに外資系企業といってもいろいろな企業があります。外国企業が日本に支社を設けているようなわかりやすい形態の企業から、外資系といいながら、日本の企業が株式の多くを取得しているような企業もあります。

たとえば航空業界でいうと、ジェットスター・ジャパンという格安航空会社があります。親会社のジェットスターはオーストラリアの会社で、機体の塗装も同じでグループ会社という扱いです。しかし、株式の50%は日本航空が所有しています。

このように外資系といっても、海外の本社の影響力や社風は、企業によって異なります。

外資系の代表的企業

日本で人気のある代表的な外資系企業をご紹介します。会社の名前を聞くことで、外資系企業のイメージも湧くのではないでしょうか。

  • 日本IBM(IT系)
  • グーグル(IT系)
  • マッキンゼー・アンド・カンパニー (コンサルティング)
  • ボストン コンサルティング グループ(コンサルティング)
  • ゴールドマン・サックス(金融)
  • モルガン・スタンレー(金融)
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン(製薬)
  • ファイザー(製薬)

成果主義

外資系企業の特徴は「成果主義」です。待遇にどれほどの差が出るかは、社によってまちまちです。

入社年次が古いほど待遇が多少いいという、年功序列に近い会社もあります。ただ、それを上回る待遇の差が、成果によって生じます。

仕事をバリバリして成果をあげるほど待遇は向上しますが、成果も出さずに会社にいるだけのような人は、冷や飯を食うことになります。

少人数精鋭

少人数精鋭制というのも外資系の特徴です。外資系企業は、とにかくムダを省いています。効率性重視です。

ちょっと話がそれますが、日本人は勤勉かもしれませんが、生産性が高いかどうかは疑問が湧きます。外資系企業では余剰人員がいません。ひとりひとりが何かしらの生産性向上につながる仕事をしています。新人社員でも、会社の一翼を担います。

外資系企業への就職活動は長期間にわたる

外資系企業への就職活動は、日本の企業とは違う部分があります。ここでは外資系企業の3つの特徴について解説します。

インターン

外資系企業の多くは、学生を対象にインターンを実施しています。期間は、夏休みを中心に、1週間から長いところでは10週間ほどに及びます。

日本企業のインターンは企業紹介の色合いが強く感じられますが、外資系企業のインターンは期間も長く、学生のスキルをみる事実上の採用活動です。

外資系企業への就職を希望するなら、大学3年生のゴールデンウィーク明けには、希望する会社のインターン情報をチェックしましょう。6月ぐらいからは、インターンの募集を始める企業が多いためです。

インターンは、応募すれば誰でも参加できるというものではありません。インターンには大勢の学生が応募します。書類選考や面接などによって参加できるかどうかが決まります。

この時期、多くの学生の悩みは、バイトと就活との両立です。できることならば、バイトは継続したほうがいいと個人的には思います。

バイトと就活の両立については、以下の記事で詳しく解説しているから、参考に!

【就活とバイトの両立】できれば勝ち組!できなければ負け組に…

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就活とバイトをどう両立させていくか、悩んでいる人はいませんか?この記事では、パイロット訓練中に就活とバイトを両立させた経験をもとに、その具体的な方法を解説しています。就活もバイトも頑張りたい、そんな人必見です。

英語の経歴書

インターンにしても、その後の採用活動にしても、英語での履歴書や経歴書を求められることがあります。英語力をみられるとともに、記載された中身をみられます。学生時代にどんなことに打ち込んできたのかや志望動機などです。このあたりは、日本企業の書類選考と大きく変わりません。

英語での経歴書の書き方は、以下の記事で詳しく解説しているよ!

【英語の職務経歴書】転職で失敗した…とならないための書き方を公開

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英語の職務経歴書の書き方が不安だという人はいるのではないでしょうか。この記事では、正しい職務経歴書の書き方を例文つきで紹介しています。職務経歴書で失敗したくない人必見です。

英語の面接

面接やグループディスカッションも英語で行われることがほとんどです。面接の場合、面接官は日本人と外国人で構成される場合が多いでしょう。

ここでも英語力とともに、志望動機や将来のキャリアパス、人柄などがみられます。

英語の面接の準備については以下の記事で詳しく解説しているよ!新卒者にも参考になる!

英語の面接は怖くない!よくある質問と答え方を例文で紹介

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英語の面接と聞くとハードルが高いと感じるのではないでしょうか。この記事では英語の例文も交えながら、質問の答え方を詳しく解説しています。就職や転職などで英語の面接にのぞむ人必見です!

外資系企業が求める人材

外資系企業がどんな人材を求めているのかがわかれば、準備もできると思います。外資系企業は帰国子女や留学経験者を求めているわけではありません。

チームワークで働けるか

私も外資系企業の人と話す機会がありますが、みなさん言うのは「チームワークで働ける人材」ということです。外資系の航空業界もそうですし、ほかの業種でも同じですが、仕事はチームワークです。インターンでいっしょになった社員や面接官に「この人といっしょに働きたい」と思ってもらえるかが大切です。

外資系の採用担当者がよく使う言葉に“likable”があります。つまり、「好感がもてる」かどうかです。

外資系はズバズバ主張できる人が好まれるという誤解をしている人がいます。外資系でも、仲間とチームワークで働ける人が求められています。

仕事を任せられる安心感

次に重要なのは「この人なら仕事を任せられる」と思ってもらえるかどうかです。外資系では入社直後から即戦力として期待されています。自分で的確に判断でき、人の話に耳を傾けられ、きちんとこちらの主張を相手に理解してもらえる、こうした総合的なコミュニケーション能力が高く評価されます。

問題解決能力も重要なポイントです。仕事上の問題に直面したとき、どう対応するのか。上司に相談しつつ、傷口が広がらないように自分で工夫できるかなどです。

このあたりは、日本の企業にくらべると、早い段階からひとりのビジネスパーソンとして独立することが求められています。

外資系は英語ができればいいということではない!英語ができなくても外資系に採用される!詳しくは以下の記事をチェックしてみて!

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英語力

一定の英語力は外資系企業に求められます。外資系企業に入ると、海外の本社とを結んで開く会議はほぼ英語です。日本での打ち合わせなども、外国人社員が多い場合は英語で行われます。

外資系企業では、英語は公用語のようなものです。社内の昇進も、英語力は重要なポイントです。

入社時は英語がたどたどしくても、入社後に一定レベル以上の英語力は必要となるでしょう。外資系の場合、本社の役員はほぼ全員外国人です。経験年数が長くなり、会社の幹部と話す機会があると、英語での会話となります。

外資系企業の就職に必要な英語力

外資系企業に必要な英語力は、会社や職種によって異なります。入社時に英語がペラペラではなくても、入社後に英語を上達させて、会社に貢献するポテンシャルがある人材が求められます。

TOEICや英検のハイスコア

TOEICや英検は、英語力を客観的に評価できるため、高得点を取得していると就職には有利になります。入社後も、TOEICや英検を求められる外資系企業もあります。

TOEICなら700点以上、英検なら準1級以上は欲しいところです。いちどは受験をして、自分の英語力を確認してみるといいでしょう。

TOEICと英検どっちを受験すればいいか迷っているなら、以下の記事を参考にしてみて!

【英検とTOEICどっちが就職に有利か】就活の視点で徹底分析!

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就職活動で英検とTOEICどっちを受験すればいいか悩むことはありませんか?この記事では、どっちを受験したほうが有利かを解説しています。就職の内定獲得に向け、英語の資格を取得しようと考えている人必見です。

コミュニケーション能力

試験だけではなかなか計れないコミュニケーション能力も重要です。これは面接やグループディスカッションでみられることになります。

たとえば以下のようなポイントです。

  • 相手の話にきちんと耳を傾けているか
  • 質問に対して的確に答えているか
  • 言葉づかいに誠実さや相手への気遣いがあるか

外資系企業では英語を日常のツールとして使って仕事をします。単に英語ができるというだけでなく、ビジネスパーソンとして好感が持てるコミュニケーションができているかも厳しくチェックされます。

外資系企業の就職に必要な英語力をつける

外資系企業に入るためには、実践的な英語力を身につけなければいけません。外資系では、コミュニケーションのツールとして英語を使うからです。筆記試験でハイスコアを取るだけでは十分ではありません。

英語を使う機会をつくる

いちばん効果的なのは、できるだけ英語を使う機会を増やすことです。ネイティブと英語で会話する機会が多ければ多いほど、スピーキングやリスニングが鍛えられます。

短期間で英語のコミュニケーション力をつけようと思えば、オンライン英会話が効果的です。講師はほぼ全員ネイティブで、すべての会話を英語で行います。

大手のDMMだと、1レッスン25分で200円前後と、格安の料金です。24時間いつでもレッスンを入れられるのも、忙しい学生や社会人にはメリットがあります。無料の体験レッスンもあるので、自分に合っているかどうか試してみる価値はあるでしょう。
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ビジネス英語を身につける

外資系で働く場合、ビジネス英語や時事英語を身につけることも必要です。経済や社会の話が英語でできないと、仕事では使いものになりません。

ビジネス英語を身につけるのに最適なのは、英字新聞の購読です。英字新聞なら、国内外の話題を網羅的に扱っています。最初は、難しいと感じるかもしれませんが、1か月もすれば、徐々に慣れていきます。外資系への入社を希望するなら、英字新聞は必須です。

私のおすすめはジャパンタイムズ・アルファ!詳しくは以下の記事をチェックしてみて!

【知らないと損】ジャパンタイムズアルファの効果的な使い方!

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ジャパンタイムズアルファの購読を検討している人はいますか?この記事ではジャパンタイムズアルファの効果的な使い方を解説しています。英字新聞は難しくて挫折してしまうのではないかと心配している人必見です。

まとめ

外資系企業では、実力次第で高い報酬が得られます。インターンや面接で好印象を与えられれば、夢の話ではありません。

特に外資系のインターンは長期間に及ぶため、英語力をごまかせません。日ごろから生きた英語に触れておくことが必要です。

就活という自分の将来のかかった挑戦に、悔いのないよう挑んでください。

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