【経験談】“英語ができない=外資系就職はムリ” ではない理由

英語で就職

外資系企業への就職ってどの程度の英語力が必要なのかなあ……

英語ができないと外資系に就職はムリかなあ……

外資系企業には英語ができないと就職できないと思い込んでいませんか?間違った思い込みは、就職の機会をみすみす逃すことにつながります。

私は英語を独学し、アメリカでパイロットとなりました。私自身、海外就職組ですし、航空関係以外の外資系に就職した日本人をたくさん見てきました。

ここではそんな私が、英語ができないと本当に外資系に就職できないのかを解説します。実際には、英語ができなくても入社することはできます。

この記事を読めば、外資系への就職も視野に入れた就職活動ができます。

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外資系といっても必要な英語力は違う

ひと口に外資系といっても、さまざまな業界があり、必要な英語力は異なります。同じ会社のなかでも職種によって求められる英語力は違います。

外資系保険会社に入社した後輩は英語力ほぼゼロ

私の後輩は、英語ができないにも関わらず、外資系保険会社に就職しました。日本でも知られる外資系の大手です。彼が外資系保険会社を選んだのは、実力主義で仕事とプライベートを明確に区別する企業風土への憧れからでした。

内定をもらったあと、英語ができずにどうやって合格したのかを聞いてみました。採用試験では英語の面接もあったからです。

すると彼いわく、英語の面接は開き直ってブロークンな英語で対応したそうです。そのなかで、学生時代からバックパッカーとして世界各地を旅行したことを一生懸命伝えたといいます。また、人と接するのが好きなので、営業で会社に貢献できる自信があることなどをアピールしたといいます。

入社後の彼の仕事は、日本国内での営業です。英語ができないことを、社内でデメリットとは感じていないと話していました。

彼の話によると、外資系保険会社は日本での営業活動も盛んなため、英語がそれほどできなくても、社内で活躍できる余地はあるということです。いっぽうで外資系の金融機関やIT関連は、高い英語力が必要なことが多いそうです。

会社のなかでも職種によって英語力は異なる

外資系の航空会社を例に具体例をご紹介します。航空会社には次のような職種があり、職種別に採用を行っています。

  • パイロット
  • 客室乗務員
  • ディスパッチャー(運航管理者)
  • 整備士
  • グランドスタッフ
  • 総合職

パイロットや客室乗務員など、ネイティブの客と現場で接する職種は高い英語力を求められます。いっぽうで、日本の支店などで働くことを前提に採用される総合職は、そこまでの英語力は求められません。

外資系に就職を希望している場合、自分がつきたい職種に必要な英語力をしっかり確認するようにしてください。

外資系企業への就職に必要な英語の対策

英語ができないのに外資系に就職できた私の後輩の例があるとはいえ、最低限の英語力が求められるのも事実です。英語の対策方法をご紹介します。

英検2級やTOEIC600点が最低ライン

外資系企業に就職する際の最低限の英語力は、英検2級TOEICなら600点前後です。なかには、これら試験のスコアを応募条件とする企業もあります。

英検2級は高卒レベルです。英検2級と聞いて尻込みしてしまう人もいるかもしれませんが、心配はいりません。2、3か月あれば、十分対策できるレベルです。

英検2級の勉強法については以下の記事で詳しく解説しているよ!

【英検2級】就職活動を有利にする方法!勉強法や試験対策も解説!

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英検2級を取得して就職を有利にしたいと思う人は多いと思います。この記事では、英検2級を取得するための対策を詳しく解説しています。短期間で英検2級の対策をしたいという人必見です。

TOEIC600点も英検2級とほぼ同じレベルです。唯一の違いは、リスニング問題が多いことです。ただ600点なら、どれほど英語ができない人でも十分狙える点数です。

TOEICで600点以上を取る方法については以下の記事で詳しく解説しているよ!

【TOEIC600点以上】就職や転職を目指す人がするべき対策!

【TOEIC600点以上】就職や転職を目指す人がするべき対策!
TOEIC600点を目指しているという人は多いのではないでしょうか。この記事では、転職や就職で有利になるTOEIC600点以上を取る勉強法を解説しています。転職や就職のために、短期間でTOEIC対策をしたいという人必見です。

面接対策は英語ができないことをさらけ出すこと

外資系企業の多くは英語による面接を実施しています。英語ができない、または苦手な人は、次のことを心がけるようにしてください。

  • 英語ができないことをさらけ出す
  • 英語を勉強していることを強調する

英語ができないこと、苦手なことを面接でさらけ出すことで、気分的に楽になります。また、英語ができないと“宣言”することで、必然的にハードルも低くなります。面接官は「英語ができないのに一生懸命話している」というまなざしで見てくれる可能性があるからです。

そのうえで、英語を一生懸命勉強していることをアピールしてください。「英語ができない」と開き直るだけではなく、努力している姿勢をみせることです。面接官も、完璧な英語は期待していません。目標に向かって努力していることが伝われば、好印象です。

面接中、質問がわからなければ、遠慮せずに聞きかえすようにしましょう。わからないのにわかったようなフリをして答えるのは、かえって印象を悪くします。こたえるときはゆっくりでいいので、面接官の質問に誠意をもって対応することが大切です。

英語の面接対策については以下の記事で詳しく解説しているよ!

英語の面接は怖くない!よくある質問と答え方を例文で紹介

英語の面接は怖くない!よくある質問と答え方を例文で紹介
英語の面接と聞くとハードルが高いと感じるのではないでしょうか。この記事では英語の例文も交えながら、質問の答え方を詳しく解説しています。就職や転職などで英語の面接にのぞむ人必見です!

外資系企業は英語だけではなく総合評価

英語ができないから外資系企業への就職はムリ……と思っている人に声を大にして言いたいのは、英語力は評価されるポイントのひとつにしか過ぎないということです。

外資系企業の採用での評価ポイント

外資系企業の採用では、次のようなことが評価の対象となります。

  • 意欲の高さ
  • 明確な志望動機
  • 向上心
  • 高いコミュニケーション能力

高いコミュニケーション能力が求められるのは、外資系ならではといえます。ここでいうコミュニケーション能力は、語学力だけではありません。相手の気持ちをくみながら、スムーズに意思疎通ができる能力全般を指します。

学生時代に打ち込んできたことや、意欲の高さ、志望動機などを熱く語れれば、多少英語ができないぐらいは十分カバーできます。

英語はできないなりに努力していれば評価される

英語を上達させようと努力する姿勢は、大きな評価ポイントです。英語については、入社後に必要となる場面も出てきます。

外資系企業は本社が海外です。英語ができれば、海外赴任や海外出張も夢ではありません。仕事で海外に出られれば、日本ではできないことを経験でき、一生の宝となります。英語ができれば、社内での“出世”にもつながります。

外資系で働くための英語力を磨く方法

英語を勉強するなら、外資系企業への入社後も視野に入れて取り組むのが効率的です。記事の前半でお伝えした英検2級TOEIC600点は、あくまでも入社するための勉強です。

ここからは実践的な英語を学ぶ方法をご紹介します。

ニュースからビジネス英語を身につける

外資系企業ではビジネス英語が必要となります。ビジネス英語を手軽に、お金をかけずに学ぶ方法は、海外のニュースを見ることです。

具体的にはCNNBBCなどです。24時間放送しているので、活用しない手はありません。

私自身はCNNから英語をたくさん学びました。CNNは、時事英語だけでなく、ふつうの英会話の勉強にもなります。海外のニュース番組は、ゲストや専門家との対談が多いからです。

CNNを活用した英語学習法は以下の記事で詳しく解説しているよ!

【CNNで英語学習】効果大!経験者が挫折しない勉強法教えます

【CNNで英語学習】効果大!経験者が挫折しない勉強法教えます
CNNで英語学習する方法を知りたいですか?この記事では、CNNをほぼ毎日見続けてきた経験をもとに、英語学習におすすめの番組 などを具体的に解説しています。本場のニュース番組から生きた英語を学びたい人必見です。

ブロークンでも英語がしゃべれる力をつける

英語は、使う機会がないとなかなか向上しません。留学生と積極的に交流したり、英語での観光ボランティアに参加したり、ありとあらゆる機会をとらえて英語を使うよう心がけましょう。

なかなか英語を使う機会がないという方は、オンライン英会話への参加もひとつの方法です。オンライン英会話は、英会話学校にくらべて圧倒的な安さが魅力といえます。

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まとめ

外資系企業といっても、業界や職種によって求められる英語力は異なります。“食わず嫌い”にならず、就職したい外資系の企業があればぜひ挑戦してみてください。その際には、具体的に希望する職種で必要となる英語力を確認してみてください。

外資系企業で良い仕事をしたいなら、将来的にはどこかの時点で英語力が必要となります。いまのうちから英語の勉強を習慣づけておけば、のちのち苦労しません。英語ができれば、海外出張に出かけたり、海外で生活したりすることもできます。人生の財産となる貴重な経験ができるでしょう。

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