
そろそろ就活だからバイト辞めないといけないかなあ……

就活に専念したいけど、バイトしないとお金がきついしなあ……
就活とバイトをどう両立させるかは多くの学生の悩みです。うまく両立できないと、肝心の就活に失敗してしまいます。
私はアメリカでパイロットの教官をしていますが、多くの訓練生はバイトをしています。訓練で忙しくても、バイトをしないと訓練費や生活費がまかなえないためです。
ここではそんな私が、就活とバイトを両立させる方法について解説します。
この記事を読めば、バイトを辞めずに就活を成功させることができます。
就活はいつから忙しくなるか
就活とバイトの両立を考える際に、いつからどの程度忙しくなるのかを把握しておく必要があります。就活のスケジュールも含めて、詳しく見てみましょう。
就活が本格化するのは大学3年生
就活が本格化するのは大学3年生からです。一般的なスケジュールは以下のとおりです。
- 大学3年 6月・・企業のインターンシップなどに参加
- 10月・・一部企業でエントリー開始
- 3月・・会社説明会やエントリーが続々と開始
- 大学4年 6月・・本選考開始
- 10月・・内定式
大学3年生の夏までには、志望する業界などをある程度絞り込む必要があります。そのためには、企業や業界を研究する時間も必要です。
大学3年生になったときには、すでに就活モードとなるでしょう。
大学3年生の秋以降は多忙に
企業の説明会が始まる大学3年生の秋以降は、多忙を極めます。大学の勉強をしながら、就活の準備もしなければなりません。
会社説明会は、新型コロナウイルスの影響で、多くの企業がオンラインに切り替えています。とはいっても、説明会のときは時間的に拘束されます。なかなかバイトを入れることもできません。
その後の面接もオンラインでの実施が増えていますが、3年生になると、勉強やバイトとの両立が頭の痛い問題となります。
試験対策の準備も無視できない
もうひとつ無視できないのは、筆記試験対策です。企業によっては、英語や時事問題などの筆記試験があります。
これらの試験は、採用するうえでの判断材料となります。少しでも良い点数が取れるよう、事前の勉強が不可欠です。大学2年、3年は、こうした準備にあてる時間も割かなければなりません。
バイトしないと就活が続けられない現実…
多くの学生にとって、バイトしないと経済的に就活が続けられない現実があるのではないでしょうか。私自身の経験や、訓練生を見ていても、バイトの必要性は痛いほどわかります。実家からの仕送りが潤沢にあるなら別ですが、そうでなければ就活にはお金がかかるからです。
就活はお金がかかる
就活にかかる主な経費としては以下のものがあります。
- リクルートスーツ
- 交通費
- 宿泊費
- 参考書代
- 通信費などその他
このうち交通費や宿泊費については、オンライン選考が進んだことで、出費は抑えられる傾向にあります。
とはいえ、オンライン面接にのぞむスーツや、企業研究や試験対策のための書籍代などは必要な出費です。人によっては、パソコン機器をとりそろえる必要もあります。
思わぬ経費も…
就活中は思わぬ出費もあります。ひとつは、飲食代です。
エントリーシートや勉強のために、ファストフード店やカフェに入る機会も増えます。数百円のドリンクと思っていると、1か月にするとまとまった出費になります。
就活で成功を収めるためには、避けられない出費です。
就活中でもバイトはしたほうがいい
満足のいく就活をするためにも、“先立つもの”は必要です、私自身の経験などからも、就活中もできればバイトはしたほうがいいでしょう。オンラインの選考が進んだとはいえ、収入が途絶えてしまうのは、リスクがあるからです。
コロナでバイトできない学生も
いまバイトをしていて、就活中も続けるかどうか悩んでいる人がいたら、そのバイトは切らないほうがいいでしょう。バイトに入る頻度を減らしてでも、継続するのが賢明です。いまの経済状況では、いったんバイトを辞めてしまうと、再びバイトをしたくてもなかなか見つかりません。
就活のためにバイトを辞めようか迷っている人がいれば、もう一度踏みとどまって考えてみてください。
バイトの経験が自己PRになることも
バイトをしたほうがいいもうひとつの理由は、場合によっては、バイトの経験が評価されるからです。
特別なバイトである必要はありません。継続して一定期間働いていることを企業側は評価します。入社してすぐやめてしまう社員が多いため、バイトの経験は企業にとって安心材料となることがあるのです。
就活中のおすすめのバイト
就活中は、時間に融通の利くバイトがおすすめです。一般的に次のようなバイトは融通が利きます。
- 比較的規模の大きな店や会社
- 1日だけのバイト
大きな店や会社は従業員やバイトの数が多く、就活で急きょバイトに出られなくなっても、補充がきくからです。
1日だけのバイトも、あらかじめ都合のいい日だけバイトに入ればいいので、就活中はおすすめです。
就活に理解ある雇用主を選ぶ
バイトの面接などでは、就活を控えていることを素直に伝えるようにしましょう。その際、雇用主が理解を示してくれるかどうかが重要です。
理解を示してくれれば、突然就活の予定が入った場合でも、快く休んでいいと言ってくれる可能性があります。逆に難色を示すようであれば、別のバイトを探すほうがいいかもしれません。就活中、柔軟に対応してくれる保証はないからです、
在宅のバイト
在宅でできるバイトもおすすめです。以下のようなものがあります。
- ネット記事執筆
- アンケート回答
- 翻訳
- テープおこし
- 動画やテレビ番組を視聴し感想を提出
在宅バイトの多くは、発注から締め切りまで数日あります。自分の都合にあわせて業務を進められるメリットがあります。時間に拘束されないため、就活中のバイトとしては最適です。
就活をおろそかにしないための方法
就活中にバイトをする際、ひとつ注意が必要です。それは、就活をおろそかにしないことです。本人は就活をおろしかにしているという自覚はないかもしれませんが、エントリーシートが雑に書かれていたり、試験対策が不十分だったりというケースがみられます。
就活は、自分の将来がかかっています。バイトのために就活がおろそかになっては本末転倒です。
試験対策はスキマ時間を利用
就活とバイトの両立は、時間をどれだけ有効に使えるかにかかっています。電車やバスの移動中や講義の合間など、スキマの時間を有効に活用しましょう。
こうしたスキマ時間は、次のようなものに取り組めます。
- 企業・業界研究
- 筆記試験対策
- 適性検査対策
いずれも参考書やテキストに目を通すことが中心です。混雑した電車などでも十分対策ができます。

適性検査とは何か、どんな対策をすればいいかは、以下の記事で詳しく解説しているよ!

スカウト型就活サイトを利用
効率のいい就活といえば、スカウト型就活サイトの利用です。スカウト型就活サイトとは、学生と企業のマッチングサイトのようなものです。学生は自己プロフィールを書いて登録します。企業側は魅力的な自己プロフィールの学生にコンタクトし、面接などのオファーを出すというものです。
こうしたサイトは複数あり、どのサイトも、企業側は数千社もの登録があります。自分が書いたプロフィールは、これらの企業の目に一斉にさらさることになります。1社1社こちらからコンタクトを取るよりも、はるかに効率のいい就活です。
複数の企業からオファーが来ることも珍しくありません。学生は登録無料なので、利用する価値はあると思います。


スカウト型就活サイトの利用については以下の記事で詳しく解説しているよ!



大学1年生から登録できるスカウト型サイトもある
スカウト型の就活サイトのなかには、大学1年生から登録できるものもあります。dodaキャンパスです。
大学1年生から登録できるメリットは、早い段階からさまざまな就活セミナーなどに参加できることです。忙しくなる大学3年生をまえに、企業や業界の研究ができます。
また、dodaキャンパスは6,800社あまりもの企業が登録しています。記入した自己プロフィールは一気に拡散されます。企業からオファーが届く受信率は98%と、高い確率でオファーが来るのも特徴です。
学生は登録無料なので、利用してみる価値はあります。
就活生向けキャリアイベント実施中【dodaキャンパス】


私の訓練生が実際にdodaキャンパスを使った感想を以下の記事にまとめているよ!
【dodaキャンパスの評判 】実際に使った感想を暴露します!



まとめ
就活とバイトの両立に悩んでいる人にお伝えしたいのは、効率のいい時間の使い方を考えることです。効率よく時間を使えれば、バイトを辞める必要はありません。
そのためには、スカウト型就活サイトの利用は、有効な手段といえます。自分の魅力を一気に多くの企業に拡散できるからです。学生は無料ですし、通常の就活と組み合わせて利用することもできます。
できることは何でもするという気概で行動に移し、後悔のない就活にのぞんでください。