【転職を有利にする英語力】必要なレベルやアピール方法を解説!

英語で転職

英語力があれば転職に有利なのかなあ……

必要な英語力ってどれぐらいなんだろう……

競争が激しい転職市場では、“武器”がないと採用に結びつきません。転職に成功するかどうかは、有利となる能力や実績があるかどうかにかかっています。

私は独学で英語を学びアメリカでパイロットになりました。現在は教官として訓練生の就活や転職のお世話もしています。なので、英語や転職市場については、誰よりも詳しいという自負を持っています。

ここではそんな私が、英語力を転職活動で有利にするための具体的な方法について解説します。

この記事を読むことで、必要な英語力や英語の勉強法までわかります。

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転職が有利になる英語力のレベルは?

転職が有利になる英語力はズバリ、英検2級以上、TOEIC600点以上です。これは最低ラインと思ってください。

ただ転職の場合、英検やTOEICを受験していなくても問題ありません。詳しく解説します。

英検2級以上あると有利

英検はもっともポピュラーな英語の検定試験です。英語力をアピールするには、最低2級は必要です。2級は高卒レベルの英語です。

英語が苦手という人でも、英検2級は少し勉強すればパスできます。それだけに、転職活動を有利に進めたいのであれば、理想は準1級や1級が欲しいところです。

英語が苦手…という人でも英検2級は取得できる!勉強法はのちほど解説するよ!

TOEICなら600点以上を目指そう

TOEIC(=Test of English for International Communication)は、日本の大手企業では600点がひとつの語学力の基準といわれています。TOEICをこれから受けるという人は、まず600点を目指しましょう。

TOEICは英検よりも、より実践的なコミュニケーション力に重点を置いた試験です。リスニングやスピーキングの力が問われます。

英検とTOEICどちらを受験すればいいか迷う人がいるかもしれません。そんな方にお伝えしたいのは、高得点が狙えるほうを受験してください。

もし希望する転職先が、英語を使う職場であれば実践的な能力が試されるTOEICのほうがいいかもしれません。

もちろん両方を受験して高スコアのほうを履歴書などに記入するのもアリ!

実務経験がモノを言う

英語力について、新卒の就職活動と違う点は、実務経験があれば高く評価されることです。

転職で企業側は即戦力となる人材を求めています。英語の検定試験の成績より、転職では英語を使った実務経験がモノを言います。

英語を使ったほんのちょっとした経験があれば十分アピールできます、たとえば次のような経験などです。

  • 海外のクライアントとしばしば英語のメールでやりとりしていた
  • 資料の翻訳を上司から頼まれてこなした
  • 外国人のお客さんが来たときに通訳として手伝った

即戦力が求められる転職では、試験の成績以上に実務経験のほうが大事!しっかり振り返ってアピールしよう!

転職で英語力をアピールする方法

語学力をアピールする方法は次の2通りです。

  1. 選考書類に書き込む
  2. 面接でアピールする

具体的にどうアピールすればいいのか解説します。

書類選考で英語力をアピール

志望動機などを書き込む書類には、資格を記入する欄があります。英検やTOEICのスコアがあれば記入しましょう。

もうひとつ大事にしていただきたいのは、自己PR欄です。ここは自由記述で、何を書いてもいい欄です。英語力をアピールしたいなら、1行だけでもいいので、英語での実務経験をここに書き込んでください。

自己PR欄にコンパクトに書き込むのが難しいという場合は、面接で捕捉説明するという前提で、自己PRをかいつまんで記入しましょう。

面接官が食いついて質問してきそうな書き方をするのがポイント!

面接で英語力をアピール

面接で英語力をアピールする際のポイントは次の2点です。

  • 英語での実務経験はしっかり語れるようにする
  • 「志望動機」や「自己PR」ぐらいは英語で語れるように準備しておく

実務経験については、先ほどお伝えしたように、ささいなことでも「成果」として語れるようにしましょう。

英語が得意というと、面接官のなかには「では志望動機を英語で言ってもらえますか?」などと求めてくる人もいます。自己PRを英語で求められる場合もあります。面接の場でパニくらないよう、事前にどう英語で言えばいいか整理しておきましょう。

書類選考で記入した志望動機や自己PRは英語でも語れるようにしておこう!

転職で英語力が有利になる業種5選

転職で英語力が有利になる業種を知っておく必要があります。それぞれどの程度の英語力が求められるのかもまとめました。

外資系企業

必要な英語力 ★★★★★

外資系企業は英語力は必要不可欠です。英語力の高さは高評価につながります。

高い英語力に加えて専門性やマネジメントスキルがあると、転職が成功する可能性が高まります。中途採用の意欲も高い企業が多いのが外資系の特徴です。

英検なら準1級以上、TOEICなら700点以上は欲しい!

航空業界

必要な英語力 ★★★

日本の航空業界なら、外資系ほど高い英語力は求められません。ただ、仕事で外国人と英語で対応する機会があるため、英語が使えることを重視しています。航空会社によっては英語の面接があるのはこのためです。

航空業界では、英検よりもコミュニケーション力を重視したTOEICやGTECなどが有利になる場合も!

英語の検定試験についても、英検よりTOEICのほうが高評価につながるかもしれません。コミュニケーション能力をより重視した試験だからです。

航空各社は中途採用について、もともと実務経験者を優遇する傾向が強かったといえます。

新型コロナウイルスの影響で採用意欲は低下していますが、中途採用についてはより実務経験者を求める傾向が強まりそうです。業績の悪化から、社員を育てる余裕がなくなっている部分があるからです。

商社

必要な英語力 ★★★★

商社は外資系ほどではないものの、航空会社より高い英語力が求められるといえます。英語での商談などがあるためです。込み入った業務の話題を英語で伝える必要もあります。

商社は中途採用に意欲的とはいえない部分がありますが、中途採用の際には、英語力が確実に有利になるでしょう。

旅行業界

必要な英語力 ★★

旅行業界は航空会社と同程度か、それよりやや低い英語力でもチャンスはあります。英検2級以上、TOEIC600点以上は有利に働きます。

中途採用については、中小やオンラインで展開している旅行会社を中心に積極的な部分があります。多くの場合、経験者優遇ですが、海外生活の経験や旅行好きなことをアピールできると高評価につながるでしょう。

通訳・翻訳

必要な英語力 ★★★★★

通訳や翻訳の業界は高い英語力が求められます。優秀な通訳者・翻訳者であれば、転職は難しくありません。むしろ好条件でオファーされることもあるようです。

通訳や翻訳はフリーランスの方も多く活躍しています。自らの能力が仕事に直結する側面があります。

転職を有利にする英語勉強法

グローバル企業や外資系に転職したいけど英語力に自信がない……。英語は得意だったけど最近は使っていない……といった不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。

でも、大丈夫です!限られた時間で英語に磨きをかける方法をご紹介します。

英検2級以上を取得する方法

英検の準備をする場合、まず過去の問題集に取り組みましょう。

頭に入れておいていただきたいのは、100点満点を取る必要はないということです。

特に英検の場合、合格ラインを超えることを目標に!

そのうえで勉強法を解説すると、まずは過去の問題集を最初から最後まで取り組み、答え合わせをします。答え合わせのとき、間違えた箇所は時間をかけすぎずに理解するようにし、印をつけておきましょう。

時間があれば、間違えたところだけを問題集のあたまから取り組みます。2回目も間違えれば、そこが弱点です。2回目の答え合わせのときには、2回とも間違えた箇所はやや時間をとって理解するようにします。

英検2級の勉強方法は以下の記事で詳しく解説しているよ!

【英検2級】就職活動を有利にする方法!勉強法や試験対策も解説!

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TOEICで600点以上を目指す方法

TOEICは次のような試験の構成です。

  • リスニング ・・100問/45分
  • リーディング・・100問/75分

リスニングでは、すべて100%聞き取れる必要はありません。ひとつやふたつ、わからない言葉があってもそこで立ち止まらないことです。最後まで聞いて全体の意味を理解するようにします。

リーディングについても同じことが言えます。文章のなかのわからない言葉で立ち止まってはいけません。

TOEICは過去問が公表されていません。参考になるのは、以下のTOEICの公式HPで公表されている練習問題です。過去問そのものではありませんが、試験に見立てたいわばサンプル問題です。

(参考「公式TOEIC」:https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep.html )

TOEICの勉強法については以下の記事で詳しく解説しているよ!

【TOEIC600点以上】就職や転職を目指す人がするべき対策!

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後悔しない面接対策

転職を成功させるためには面接対策は必須です。英語の面接では、志望動機や自己PRを語らなければいけません。ただ、面接では面接官とたわいのない雑談も英語ですることになります。

こうしたカジュアルな英語での雑談は、日ごろのコミュニケーション能力が露呈します。どれほど志望動機などを英語でうまく語れても、たわいのない会話の受け答えができないと、面接官に英語力を見透かされてしまいます。

英語の面接対策は以下の記事で詳しく解説しているよ!

英語の面接は怖くない!よくある質問と答え方を例文で紹介

https://eigotatsujin-note.xyz/job-transfer/interview/
英語は独学できるというのが私の経験から言えることです。英語の基礎は、テレビなど身近なツールを使えばほとんど無料で学習できます。

  • テレビの地上波やCS放送の二か国語放送
  • VOD(ビデオ・オン・デマンド)
  • NHKなどのラジオやテレビの講座
  • 市販の教材の活用

テレビを活用した無料でできる勉強法については以下の記事で詳しく解説しているよ!

【完全無料】テレビで英語を学ぶ!おすすめの番組とチャンネル11選

【完全無料】テレビで英語を学ぶ!おすすめの番組とチャンネル11選
お金をかけずにテレビで英語を学ぶ方法を知りたいという方もいるのではないでしょうか。この記事では英語学習に最適のテレビ番組やチャンネルをご紹介しています。無料で英語を学びたい、そんな人必見です。

面接対策がひとりで不安な場合

ひとりで英語の勉強は挫折してしまう、自分だけでは不安だ……という方におすすめなのは、オンライン英会話です。オンライン英会話の最大のメリットは、格安な料金です。

たとえば、大手のDMM英会話のオンラインだと、1回25分のレッスンで受講料は200円を切ることもあります。しかも、深夜の時間帯含め、24時間いつでもレッスンを入れられるので、忙しい社会人にも使いやすいといえます。

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まとめ


転職活動を有利に展開するなら、英語力は欠かせません。試験の高スコアだけでなく実務経験があればなお理想的です。

いまのうちに英語に磨きをかけておけば、転職後も必ず役に立ちます。英語は勉強しておいて損はありません。ぜひいまからでも勉強し、理想の転職を実現させてください。

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