
英語を使う仕事に転職したいなあ……

英語の仕事は未経験でも大丈夫かなあ……
英語を生かした仕事に転職したい……そう考えている人は少なくありません。でも、未経験でも英語を使った仕事につけるのかなど、詳しく把握しなければ、夢で終わってしまいます。
私は英語を独学しアメリカでパイロットをしていますが、別の職種から航空業界に入ってきた人もまわりにたくさんいて、転職事情には精通しているつもりです。
ここではそんな私が、未経験でも英語を使った仕事に転職できる3つの方法をお伝えします。
この記事を読むことで、いまの仕事に見切りをつけることができます。
英語を使った仕事への転職
英語が生かせる仕事は、実は山のようにあります。転職求人サイトなどを見るとよくわかります。このうち、未経験でも狙える仕事にはどんなものがあるのか、主な職種をご紹介します。
外資系企業
英語を使う仕事と聞いて、まず頭に浮かぶのは外資系企業ではないでしょうか。外資系企業といっても日本IBMのような大手から、小規模な会社まであります。会社の所在地が東京ではなく、大阪や福岡という企業もあります。
業種もさまざまです。転職先として人気の外資系企業の業種は次のとおりです。
- IT関連
- 商社
- 金融
- 保険
- 広告代理店
- アパレル
- ホテル
IT関連といえば大手では日本マイクロソフトやGoogleなどが有名です。成果主義を採用している企業が多く、成果を出すほど高い報酬が得られます。
商社は数も多く、大阪や福岡に社を構えている場合もあります。金融はゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどの大手が有名どころです。保険は、日本でシェアを伸ばしているアフラックなども外資系企業です。ホテル業界なら、ヒルトンやウェスティンが外資系として知られています。
このように外資系といっても千差万別で、転職の難易度や待遇なども大きく異なります。

外資系企業への転職については以下の記事で詳しく解説しているよ!

商社
商社も英語を使う機会が多い仕事です。英語を使う頻度は商社によって違います。売っているものもさまざまで、販売先も異なるからです。
商社は大きく以下の2つに分けられます。
- 総合商社・・幅広い商品を売る。
- 専門商社・・特定の商品を売る。
総合商社の代表的な企業は、三井物産や丸紅などです。専門商社はまさに千差万別です。医療機器のような大型機械を売る商社や、アパレル関連の商社もあります。
翻訳・通訳
翻訳や通訳では、英語が商売道具のようなものです。働き方としては、翻訳や通訳の会社に所属して、仕事をあてがわれることが多いでしょう。
分野も、学術、医療関係……など多岐にわたります。翻訳や通訳の仕事をするのに、特別な資格が必ずしも必要というわけではありません。未経験でも狙える仕事です。まずは副業として始め、徐々に経験を積んでから一人前の翻訳家になるとうケースもあります。


翻訳の仕事を副業から始め一人前のプロになる道筋は、以下の記事で詳しく書いているよ!



エンジニア
エンジニアはIT関連企業などで、プログラミングやWebのコンテンツ制作をします。プログラミングの説明書などは英語で書かれていることがほとんどです。複雑な説明書の解読に英語は必須といえるでしょう。
顧客は海外の外国人の場合もあります。顧客とメールやチャット、電話などでやりとりする際、英語力は必要となります。


エンジニアへの転職方法は、以下の記事で詳しく解説しているよ!



講師
転職の求人で意外に多いのが語学学校の講師です。オンライン英会話が増えたこともあり、オンラインで英語を教えられる人の求人も目立ちます。
こうした講師になるには、必ずしも大学の教育課程を修了している必要はありません。書類選考や面接などで語学力や人柄がみられます。


英語の講師は求人数も多いからおすすめだよ!詳しくは以下の記事をチェックしてみて!
【英語講師に転職の方法】あなたもこの資格があれば採用される!



サービス業
宿泊業や運輸業なども英語を使う仕事です。英語を使う相手は、日本を訪れる外国人です。これらの業界では、英語ができるとかなり重宝されます。
新型コロナウイルスでもっとも大きな打撃を受けた業種ですが、今後、訪日観光客が戻ってくるときには、需要が増える仕事です。
【未経験で内定獲得】現職の実績をアピール
未経験でも転職を成功させるための1つ目のポイントは、いまの仕事での実績をアピールすることです。転職では、職種を問わず実績が重視されます。転職は即戦力採用だからです。
ただ、いまの仕事での実績が、受験する企業の仕事とまったく関連性がない場合、どうアピールすればいいのでしょうか。詳しく解説します。
実績を出すまでの課程や役割をアピール
仕事での実績をアピールする際には、売り上げの数字といった細かな結果よりも、実績を出すまでのプロセスや社内での役割を伝えましょう。たとえば、自分はどのような役回りで、同僚たちとどんな工夫をして実績を出したのかという話です。
結果ももちろん重要なのですが、こうしたプロセスを伝えることで、社内での立ち位置や人柄が伝わります。採用する側からすると、人柄も重要なポイントです。社内で人望が厚そうな一面が伝わるとプラスになるでしょう。
【未経験で内定獲得】仕事以外の英語の経験
未経験でも英語の仕事に転職するための2つ目のポイントは、仕事以外での英語の経験を積極的にアピールすることです。
ボランティア
たとえば英語を使ったボランティアの経験は、十分アピールポイントになります。首都圏や京阪神なら、訪日外国人向けの観光ボランティアガイドがあります。地方に住んでいる人なら、各自治体の国際交流ボランティアなどがあります。
社会人として仕事をしながら、週末はこうしたボランティアに従事しているというだけで、モチベーションの高さが伝わります。
留学
留学経験も十分、武器になります。英語力や積極性があるという前向きな評価につながるでしょう。特に留学からそれほど時間がたっていなければ、より説得力があります。
もし留学から4、5年ほど時間がたっているようなら、留学経験に加えてボランティアの経験や、いまも必死に英語を勉強していることなどを伝えるといいでしょう。
海外旅行
留学経験や英語のボランティア経験もないという人は、海外旅行の経験を振り返ってみてください。英語でピンチを切り抜けた、英語力があって助かったという経験はありませんか。
もしあれば、海外旅行の経験さえも、転職に生かしましょう。
【未経験で内定獲得】英語の資格
未経験でも英語の仕事に転職するための3つ目のポイントは、英語の資格の取得です。英語力を証明するもっとも確実な方法といえます。資格はハイスコアほど、当然評価は高くなりますし、英語の実務経験がないことを補えます。
英検
英検なら最低2級は欲しいところです。英検2級は高校卒業程度です。英語を使った仕事につくなら、これは最低限必要名レベルです。
理想的には、準1級や1級を取得していると強いアピールになります。英検1級を持っていれば、英語の実務経験がゼロでも、大きな武器になるでしょう。
TOEIC
TOEICは実用的な英語力が試される試験です。試験問題の分量が多く、スピーキングやリスニング力が問われるため、一夜漬けではなかなか対応できません。
TOEICで900点を超えるスコアを持っていれば、かなり有利になります。ネイティブなみの「使える英語」を身につけているとみられるからです。


TOEICで900点を取る具体的な勉強法については以下の記事を参考にしてみて!
【TOEIC900点で就活は有利!】勉強法は問題集だけじゃダメ



国連英検
国連英検は英語力だけでなく、政治・経済の知識も問われます。国連英検というだけあり、国連が関わる平和、貧困、地球環境などについての出題も目立ちます。こうした時事的なテーマを議論できる英語力も必要となります。
国連英検は、外資系大手などで求められることがあります。


国連英検の勉強法や、どんな仕事につくときに役立つかなど、詳しくは以下の記事をチェック!
【国連英検を就職に活かす】有利になる職種や勉強法を教えます!



次の仕事への転職準備は余裕をもって
英語を使った転職先はたくさんあるとはいえ、余裕をもって転職の準備期間を設けましょう。特に英語の仕事につく場合は、英語力を底上げさせることも必要です。転職の1年ぐらいまえから、時間を上手に使って英語の勉強に取り組みましょう。
また、いまの仕事を辞めるにあたって、さまざまな手続きが発生します。円満に仕事を辞められないと、次の仕事にも支障が出ます。このあたりのスケジューリングはしっかり考えておくようにしてください。


いまの仕事を辞める際の注意点を以下の記事にまとめているよ!
【会社の辞め方にもルールが!】知らないと裁判沙汰になることも



まとめ
英語を使う仕事に転職する場合、英語での実務経験がないと見向きもされないと思う必要はありません。仕事以外で英語を使った経験や、英語の検定試験でハイスコアを取れば、実務経験と同じかそれ以上に高く評価されます。
英検やTOEICなら、いまから高得点を狙うことは可能です。自分にはどんなアピールポイントがあるのか、自分の強みや経歴を整理して新たな進路に挑んでください。