


海外通販で住所の書き方はどうすればいいんだろう……



海外通販の入力欄の意味がわかんない……
海外通販を利用すれば、日本で買うよりも安く海外の掘り出し物が手に入ります。しかし、住所の入力が正しくできないと、商品が届きません。
私は英語を独学し、アメリカでパイロットとなりました。航空関係の資料などの購入は、ほぼすべて通販です。欧米の通販サイトの利用方法は熟知しています。
ここではそんな私が、海外通販の住所の書き方を解説します。
この記事を読めば、海外通販を利用するのに、怖いものはありません。心配せずに買い物を楽しむことができます。
英語の住所の基本的な書き方
海外通販の住所の入力方法を解説するまえに、基本的な英語での住所の書き方をおさらいしておきます。
英語での住所は日本語と逆さま
英語で住所を表記する際、書き方は日本語と逆さまになります。外務省の住所を例にみてみます。
これを逆さまにアルファベットで書いていくとー
Kasumigaseki Chiyoda-ku,
Tokyo-to, 100-8919
Japan
基本的な考え方はこれだけです。そのほかの細かいポイントを整理すると次のとおりです。
- 番地や市区町村などは大文字から始める
- 行数に決まりはないが3~4行が一般的
マンション名は書いても書かなくてもいい
マンションやアパートに住んでいる場合、建物の名前は書いても書かなくても大丈夫です。
先ほどの外務省の住所に、仮にマンションがあるとします。そのマンションの210号室に住んでいる場合、もっとも簡単な住所の書き方は次のとおりです。
Kasumigaseki Chiyoda-ku,
Tokyo-to, 100-8919
Japan
もしマンション名が「ダイアモンドパレス」だった場合、英語でのどのように表現するのがいいのでしょうか。書き方は2つあります。
- Diamond Palace
- Daiamondo Paresu
「ダイアモンドパレス」を英語で書く方法と、アルファベットで書く方法です。どちらの方法で書いてもかまいません。
ポイントは、日本の郵便配達の人にとって、どちらがわかりやすいかです。英語で“Diamond Palace”ぐらいならほとんどの配達員は読めると思いますが、もしマンション名が難しい英語の場合には、カタカタ書きにするか、いちばん手っ取り早いのはマンション名を省略する方法です。
「丁目」や「市」「区」「町」「村」は省略もOK
住所のなかの「丁目」や「市区町村」「都道府県」部分は省略することもできます。先ほどの外務省の住所で「丁目」や「都道府県」の部分を省略すると次のような表記です。
Kasumigaseki Chiyoda,
Tokyo, 100-8919
Japan
Chiyoda-kuの-kuや、Tokyo-toの-toが省略されています。
番地をブロックと考えて書く方法も
今回例に出した外務省の住所だと、「霞ヶ関2丁目2-1」が住所です。逆さまにして英語で書くと“1-2-2 Kasumigaseki”となり、同じような数字がならび混乱してしまいます。
そこで、もうひとつの住所の書き方としては、「霞ヶ関2丁目2-1」をひとつのかたまりとしてそのままの順番で書く方法です。以下のようになります。
Chiyoda-ku, Tokyo 100-8919
Japan
こう表記すると、数字のまえにKasumigasekiがあるので、郵便配達の担当者も、「霞ヶ関2丁目2-1」をひとつのかたまりとして書いていることがすぐにわかります。
海外通販の住所の書き方
ここからは具体的に海外通販を利用する際の住所の書き方を解説します。
海外通販の住所欄の記入方法
海外通販の住所欄は、いくつかの行にわかれていることがほとんどです。通販サイトによって多少の違いはありますが、代表的な住所入力欄は次のとおりです。
- Street Address Line1
- Street Address Line2
- City
- State
- Zip Code
- Country
先ほどの外務省の住所をこれにあてはめてみるとー
- 1-2-2
- Kasumigaseki
- Chiyoda-ku
- Tokyo
- 1008919
- Japan
あるいは、最後の番地をひとかたまりとして表記したい場合は、次のようになります。
- 空欄
- Kasumigaseki 2-2-1
- Chiyoda-ku
- Tokyo
- 1008919
- Japan
この場合、Street Addressの入力は1行ですみます。1行目の入力欄は空欄のままでかまいません。
市区町村を入力する際、-kuや-shiは書いても省いても大丈夫です。同じように都道府県も、-toや-kenの部分は省略できます。
都道府県の入力に注意
都道府県はState(州)の欄に入力します。注意が必要なのは、手入力できず、選択制の場合があることです。つまり、Stateの欄をクリックすると、アメリカ50州が表示されカーソルで選ぶというものです。
このときは、スクロールアップかスクロールダウンしてください。“空白”を選べたり、N/Aという表示を選べたりします。N/Aは、“Not Applicable”(該当なし)という意味です。そのうえで、Cityに“Chiyoda-ku, Tokyo”と書き込むことになります。
書き込めないからといって、空欄のままにしないよう注意しましょう。
郵便番号のハイフンは必要ない
郵便番号のハイフンは必要ありません。ハイフンを入れると、エラーになってしまうかもしれません。
半角の英数で入力しているかも確認してください。海外通販では、「ひらがな入力」はありません。
国は必ず入力する
国を入力する欄が最後にあるはずです。忘れずに入力するようにしましょう。State(州)と同じように、通常、国の一覧から選びます。ほとんどの場合、上からアルファベット順にならんでいます。
海外通販で住所入力の注意点
海外通販では、住所のほかに電話番号の入力などが求められます。スムーズに買い物ができるよう、いくつか注意点を解説します。
送付先と請求先の住所を求められた場合
2種類の住所の入力を求められることがあります。Shipping AddressとBilling Addressです。Shipping Addressは商品の届け先、Billing Addressは請求書の送付先です。
クレジットカードで決済する場合、Billing Addressは関係ありません。届け先と請求先の住所が違う場合のみ、Billing Addressを記入します。
電話番号の入力
多くの海外通販サイトでは電話番号の入力も必要となります。固定電話でも携帯電話でも、どちらでもかまいません。
記入欄は国番号と電話番号を書く欄にわかれていると思います。なので、次のように入力してください。
国番号 81
電話番号 8012345678
国際電話をかける場合、日本の国番号は81です。海外から日本の電話にかけるとき、携帯電話の最初の0は必要ありません。アタマの0を省いた番号を入力してください。
固定電話なら、市外局番のアタマ0を省いた番号です。
英語の説明文がわからないとき
海外通販で注文する際、英語の説明書きがわからないことがあるかもしれません。その場合、辞書を引くことでたいていは解決します。
注文画面などに書かれている英語は、それほど多くありません。それに、書かれている内容は、日本の通販サイトと同じような内容です。
わからない説明文は、辞書でしっかり意味を調べて対応するようにしてください。



英語の辞書の活用方法については以下の記事で詳しく解説しているよ!
【英語の辞書の使い方:よくある間違い】あなたは大丈夫ですか?




まとめ
多少なりとも英語ができれば、海外通販を利用してお得に買い物が楽しめます。もしわからないことや確認したいことが生じれば、お問い合わせフォームなどを通じて質問することもできます。
問い合わせのメールも、簡単な英語で十分です。怖がらずに、ぜひ海外通販を楽しんでください。



英語でのメールの書き方については以下の記事で詳しく解説しているよ!
英語のメールの書き方は?書き出しや挨拶から結びまで例文もご紹介!



