
テストで失敗しない英語の勉強法知りたいなあ……

英語を勉強しないと次のテストやばいんだけど……
受験や就職で、英語のテストは避けて通れません。対策がでしっかりきていないと、受験や就職で失敗してしまいます。
私は数々の英語のテストをくぐり抜けて、いまアメリカでパイロットをしています。英語のテスト対策はだれよりも精通しています。
ここではそんな私が、テストで失敗しない英語の勉強法を解説します。
この記事を読めば、英語のテストでもう心配することはありません。
【英語の勉強法】テスト対策は基本の文法から
英語のテスト対策の第一歩は文法を理解することです。難しく考える必要はありません。ここでご紹介する基本の文法を把握しておくだけでも、理解度は向上します。
基本的な文法
初心者がまず理解する必要があるのは、英語の文法は大きく次の2つにわかれることです。
- 主語+be動詞
- 主語+一般動詞
be動詞は、am、is、areなどです。一般動詞は、それ以外の動詞すべてを指します。be動詞を使う場合は、そのあとには名詞か形容詞がくると覚えておきましょう(進行形の説明はここでは省きます)。
- I am happy.
(私はうれしい) - He is a teacher.
(彼は教師です)
いっぽう、一般動詞のあとは、動詞の「目的語」がくる場合と、こない場合があります。
- I play the piano. →目的語あり
(私はピアノを弾く) - I sleep. →目的語なし
(私は寝る)
目的語が必要な一般動詞を「他動詞」、目的語を必要としない動詞を「自動詞」といいます。
文法とセットで単語は覚える
英語の基本の型がわかれば、次は語彙を増やしていく必要があります。テストの対策としても英単語はある程度覚えなければなりません。
おすすめは、文法とセットで覚えることです。先ほどのI am happy.のhappyの代わりに、sad(悲しい)やtired(疲れた)など、いろいろな形容詞が使えます。こうして、文法とセットで覚えれば、記憶にも残りやすくなりますし、いろんな文章を自分でつくれるようになり一石二鳥です。
なかなか単語が覚えられないという人は、単語帳を試してみるといいかもしれません。私自身も筆記試験対策では単語帳を活用してきました。単語帳は、自分で単語を書くという作業があるので、記憶に残りやすくなります。

単語を覚えられないという人は、以下の記事も参考にしてみて!
【英単語が覚えられない人の特徴 】“暗記したつもり”ではダメ

発音を学ぶ
単語を覚える際に、正しい発音もいっしょに覚えるようにしましょう。筆記試験ではリスニングはないかもしれません。ただ、どこかの段階で、リスニングの試験は受けなければなりません。そのときになって英語の発音を学ぶのは非効率的です。新しい単語を覚えるときに、発音も覚える習慣をつけましょう。
正しい発音は、辞書にある発音記号でわかります。リスニングの試験で苦労しないためにも、辞書を引いたときに、発音記号を必ず確認するようにしてください。
発音記号がわからないという人にはおすすめの本があります。この本はDVDの音声つきで、発音記号とその実際の発音が理解できます。この本を1か月も使えば、発音のコツがわかり、リスニングの試験対策にもなります。


英語の辞書を使いこなすのもとても大事!以下の記事で詳しく解説しているよ!
【英語の辞書の使い方:よくある間違い】あなたは大丈夫ですか?



【英語の勉強法】テスト対策には“熟語”を覚えることも
テスト対策の2つめのポイントは、熟語です。熟語は、2つ以上の英単語で1つの意味を表します。
英語のテストでは、よく穴埋め問題が出題されます。空欄のカッコ内には熟語が入るケースが多くあります。熟語を覚えるポイントをご紹介します。
熟語は“一般動詞+前置詞”
熟語の多くは一般動詞と前置詞が組み合わさった表現です。
- look for ~
(~を探す) - look forward to ~
(~を楽しみにする) - look after ~
(~の世話をする)
このように、同じlookという単語でも、違う前置詞と組み合わさることで、まったく別の意味になります。
熟語の穴埋め問題では動詞に惑わされない!
一般動詞と前置詞の組み合わせの熟語は、動詞の意味とまったく異なることがあります。これを頭に入れていないと、空欄穴埋め問題でひっかかってしまいます。たとえば次のような問題があるとします。
この空欄に入る熟語として、run intoとsee toという選択肢があるとします。どちらが正しいでしょうか?正解はrun intoです。
run intoは「ばったり出くわす」という意味です。see toは「対処する」という意味なので、ここでは意味が通りません。
このように熟語は、動詞の意味からは想像できない意味になることがあります。動詞のもともとの意味に惑わされてはいけません。そのためには、熟語は熟語として正しく覚えることが必要です。
熟語の穴埋めはわからなければ消去法で
わからない熟語が出題されたとき、動詞が手がかりにならないこともあります。むしろ、動詞に惑わされて間違えてしまうことさえ考えられます。
そこで、わからない熟語が出てきたら、消去法で答えるしかありません。わからない熟語の意味を類推するのは、間違えのもとになります。わかる熟語で答えに該当しないものがあれば、消去法で確率の高い答えを選ぶしかありません。
【英語の勉強】テスト対策で難しいのは長文読解
英語のテスト対策で多くの人が苦労するのは長文読解です。解答には、読解力、文法、熟語の語彙力、すべてを駆使する必要があります。
わからない単語で立ち止まらない
長文読解のポイントは、試験中、わからない単語で立ち止まらないことです。そこ立ち止まってしまうと、時間がいくらあっても足りません。
わからない単語がいくつかあっても、読み進むうちに意味が類推できることがよくあります。試験の際には、それぐらいの気持ちでのぞみましょう。
長文読解は、文章全体の意味を理解することが大切です。文章全体の意味がわかると、質問にも答えやすくなります。
速読は場数
長文読解に強くなるには、速く読むスキル=速読が必要です。読むスピードは場数を多く踏めば、自然と速くなってきます。日本語と同じです。
初心者はまず横文字に慣れることから始めましょう。ネット上の記事やブログなど、自分の興味ある分野の話題を英語で読んでみるといいと思います。自分のリーディングのスキルが、どれぐらいあるかもわかります。
ひとりでリーディングの力をつけるのが難しければ、おすすめのドリルがあります。私が教えているパイロット訓練生も使い、とても効果があった1冊です。ドリルを繰り返し使うことで、確実に読解力は向上します。
英語のテストで高得点を取る勉強法
英語のテストで高得点を取るためのコツがあります。詳しく解説します。
過去の問題に取り組む
受けるテストに過去問があれば、必ず過去問に取り組むようにしましょう。過去問がなければ、模擬問題などに取り組みます。
過去問を利用する場合、1回目の解答で間違えた問題には印をつけておきましょう。2回目に取り組むときは、間違えた問題だけでもかまいません。自分の弱点を中心に、2回目に正しく答えられるのかどうかを確認します。解答後に、答えを確認して解説を読むことも大切です。ここできちんとふに落とします。
英検など過去問が充実している試験では、この過去問への取り組み方が成否をわけます。進学や就職で有利とされる英検2級を受ける場合には、過去問で間違えたところを中心に取り組んでください。必ず合格に近づけます。


英検2級を受験する人は、以下の記事も参考にしてみて!
【英検2級】就職活動を有利にする方法!勉強法や試験対策も解説!



100点満点を取ろうとしない
テスト対策でもうひとつ重要なことは100点満点を取ろうとしないことです。完璧主義だと、ささいなところに時間が取られ、結果として試験で良いパフォーマンスを発揮できないこともあります。
むしろ、合格点を取ることに全力を尽くしましょう。極端なことをいうと、この記事で解説してきた内容や過去問でわからないことがあってもかまいません。どうしても理解できなければ、そこは割り切って捨ててしまいましょう。それぐらいの割り切りが必要です。
まとめ
英語のテストに向けた勉強法は、文法・熟語・長文読解、この3つがポイントです。この3つはそれぞれ関係しあっています。効率的に勉強することが大切です。
いざ試験にのぞむときには、わからない問題は捨てるといった割り切りも必要です。対策と戦略をしっかり考え、良い結果を出してください。